福本琢の好きなもの





秀鳳 (しゅうほう)


“吟醸王国山形”の蔵にふさわしく、デリシャス系のリンゴやマスカット思わせる華やかな香り、甘味のある果実香が「秀鳳」の持ち味。蔵王山麓に位置する蔵では、蔵王山系の雪解け水を仕込み水に使い、山形県産米や県の開発酵母を積極的に採用。山形独自の酒造りに取り組む地酒蔵としても、リーダーシップを発揮してきた。 フラッグシップ的な1本は、山形産の代表的な酒米「出羽燦々」を100%使用し、“燦々”に因んだ33%精米で醸した純米大吟醸。1升瓶で3,333円と価格設定にもシャレがきいている。三割三分磨きの純米大吟醸酒が3000円台で楽しめるとあって、毎年リリースを心待ちにしているファンも多い。定番の美山錦100%特別純米は、安定の味わいとバランス。大吟醸クラスとは一味違うぽってりとした旨味は、芋煮や山菜料理などの郷土料理とも抜群の相性だ。


福本琢